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Q. あなたの「業務」を一言で表すとしたら?

石川玩具 本社
商品部

片山 浩一1998年入社

思い出のおもちゃ

聖闘士星矢のセイントクロスシリーズ
子どもの頃、百貨店で予約して買ってました。

1998年4月~2015年5月百貨店・専門店・量販店玩具営業担当
2015年6月~商品部仕入担当

現在のお仕事について教えてください。

長年、営業部で働いていたのですが、2015年に商品部に異動になりました。
商品部の仕事は、メーカーさんから商品を仕入れ、商品を小売店さんに確実に納入するための商品管理です。商品があって初めて商売ができるので、会社の要だと思って働いています。商品の買い付けは、展示会での商談や、メーカーさんが当社に商品を持ち込んでくださるケースもあります。商品は上司と相談して仕入れる場合もありますが、基本的にはデータ分析と周囲の意見を基に私の考えで買い付けています。特にキャラクターものは、流行っていると感じた頃に仕入れているようでは遅いので、流行りはじめをいかにとらえて、適切な数を仕入れられるかが重要です。先読みしての仕入れは正直、難しいです(苦笑)。数量を決めるのは大変で、売れ残る不安もありますし、逆に予想より売れすぎても再手配に時間がかかったりして、上手くいかないこともありますね。

どんなことを心がけて仕事をしていますか?

メーカーさん、小売店さんの利益も考えた仕事をしたいと思っています。特に、商品の買い付けには、当社の営業からの意見を聞くことはもちろん、営業部時代に培った人脈を活かして情報を集め、その売り場で売れそうな数を見込んで行います。
これまでの経験から当社の営業担当にも気遣いを忘れないようにしたいです。卸業という仕事がまさに「おもちゃ業界の架け橋」ですが、私自身も、メーカーさんとそのフロントに立つ営業の架け橋になれたらと思っています。

入社して驚いたことはありましたか?

最初に驚いたのは12月の忙しさですね。小売店さんの中には元旦にも営業する店もあるので、社員総出で出荷作業をしていました。大晦日だけ休んで元旦また出るみたいな…。
おもちゃが売れる時期の直前は、当社の物流センターにおもちゃがあふれそうになるほどストックされて、圧巻の光景です。バイヤーとなった今は「売れ残ったらどうしよう」と内心ひやひやもします(笑)。

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社内で交流する機会はありますか?

仲のいい仲間うちで飲みに行く機会は結構ありますし、社内では社員企画のイベントが年一回あります。これまでに東京湾クルーズ、山梨へのバスツアー。花やしきを夜に貸し切った企画では家族も参加可能だったので300人くらい集まったと思いますよ。

どんな方がこの会社に向いていると思いますか?

最初、さほどおもちゃに思い入れがなかった私が言うのも…ですが(笑)、おもちゃが好きな人だと思います。興味があれば商品に対する思い入れも深まりますし、おもちゃ売り場にも関心が出てきます。陳列の仕方と商品の置き場所で売れ行きがガラッと変わることは、私も営業部時代に実感しましたし、提案にも熱が入るようになりました。
あとは、おもちゃに関係なくても、プライベートな話題でお客様と雑談ができる人が向いていると思います。趣味やスポーツの話題などで盛り上がると自然に距離が縮められるので、仕事につながる情報交換ができると思います。

仕事をする中でうれしかったことありますか?

バイヤーの仕事は縁の下の力持ち的なので、ちょっとインフラと近いような…できていて当たり前で、商品を切らしたり大量に余らせてしまったときが目立つんですよね(苦笑)。だからこそ、考え抜いた仕入れの結果、小売店さんの発注に対応できるのはうれしいです。特に、ある商品が爆発的に売れたときに在庫がきちんと確保されていると、小売店の方にも喜ばれます。
営業部の頃は、自分の提案で商品がよく売れるようになって小売店の方に喜ばれたとき、迅速に商品を手配できたことでお客様から「販売タイミングを逃さずに済んだ」とほめてもらえたときはうれしかったですよね。

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この先手がけたい仕事はありますか?

少子高齢化の流れは止まらないので、ターゲットをお子様に限定せず、大人も楽しめるような商品の仕入れや開発にも力を入れたいですね。おもちゃだけではなく、例えば雑貨屋さんに置かれているようなホビー、生活雑貨関係が有望かなと思います。
また当社は長い歴史のなかで、数百社のメーカーさんとお付き合いしてくることができました。その歴史が信頼につながり、小売店さんの方から「この売り場で本当に売れるものは何か」「今、お客様に届けるおもちゃは何か」といったご相談を受けることがあります。これからも、ご相談に真摯に応えていきたいですね。